『Changes.』について語ったよ・その3

Changes.jpg
一枚絵で書いてみm@ster第五回 参加作品  ※1020行
プロット制作:寓話     ロゴ制作:ガルシア
シナリオ脚本・SS執筆・推敲ならびに校正:寓話ガルシア
イメージイラスト:    企画運営:トリスケリオン  (敬称略)


『一枚絵』第5回にて、寓話さんと合作をしてみました。
その経緯と創作風景、そして、それぞれの感じた事についての振り返り記事、第3回目です。

■■■第1回はこちら■■■
■■■第2回はこちら■■■
 
 
 
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ガル: はい、そういう訳で。
    吟遊詩人とか錬金術師とか呼ばれる男、ガルシアです。

寓話: こんばんは。寓話です。がんばれニッポン!
ガル: あれー? 完全に分離(スルー)?
寓話: 呼ばれることは無いからなあ。
ガル: 何か作りましょうよ。せっかくですし。『生きる伝説・寓話』とか。
寓話: この文字色が、ムックとガチャピンぽいなあとは、常々思っているところではあります。
寓話ムック: 脱線ばかりでいけませんなガチャピンは。

ガルャピン: 叱られました。twitterがんばります。



という訳で、寓話さんに冠する称号・肩書き募集です。
採用された方には、素敵そうなプレゼントを進呈します。


ガル: で、今回のテーマは?
寓話: 「制作期間中」後半パートですね。キャラ語りと、タイトルロゴと、ラスト制作関連。
ガル: ドラマチック、かつ最後のがんばり所ですね。
寓話: 後半戦もいろいろありました。
寓話: 書きたいシナリオを優先させた結果、「一枚絵」の使用案が、全く白紙だったんですよね。
寓話: 完璧に「春香と小鳥さんのお話」を持っていってしまったので。
寓話: 千早たちをどうするか、っていう話です。

ガル: なんとなく、はあったんですよね。話しながら、4人を見る春香、って。
寓話: 入れ替わった春香に対する、立ち位置だけは決まっていました。
    「歌を褒める千早」「素直に喜ぶ美希」「インチキくさいと怪しむ伊織」

ガル: 一枚絵の、それぞれの表情との兼ね合いですね。
    春香の歌が上手くなって千早が喜ぶ、けどあの表情ってのは苦労しました。
寓話: いい表情なんですよねー。(イラスト参照)
寓話: 美希が直感的に何か気づいてそう、なのが参っちゃいます。

ガル: その辺の話があってから、「そんな感じで、ガルシアさんお願いします」になったんですよね。



ちらちらと前回までも書きました通り、合作スタート時点で寓話さんにはプロットがあり、
それが一つのメインストリームである事は明確でした。
じゃあ下請けやお手伝いではなくきちんと合作と言える働きをするには、というのがガルシア視点。
まずは担当箇所の『一枚絵』周りを固めて行きました。


寓話: 冒頭で出てきただけの3人を、有効活用したかったんです。
寓話: もう一度読み手さんの前に出てくると同時に、春香からの印象が違う雰囲気。
寓話: なので「あと一度出られれば」と思っていたんですが、手法的には二回出てきました。
寓話: 律子の「あの子たちは(中止を)知っていたんですよ」、という使い方は上手かった。
寓話: 知っててキャッキャウフフしていたのか!? と、一枚絵がもう一度出てきました。
ガル: 最初は厳しい先輩みたいでした。3人。春香泣いちゃうし。
ガル: で、仮にそのまま行ってたら。
ガル: ラストライブ中止の決定を聞いてから、練習には付き合わないと思います。
ガル: 「良かったじゃない、春香」「もうレッスンの必要ないわね」って。
ガル: その意味で言うと、春香と小鳥のチェンジが、3人も変えたんだろうな、と。

寓話: そのあたりも、「小鳥さんのプロ根性部分」が与えた影響なんでしょうね。おそらく。
寓話: まぶしすぎる春香。
ガル: まさしく。「でも、最後までやり切りたいから、付き合ってもらえないかな?」って。
寓話: 千早がちょっと得意そうに「春香には素質があると思っていたわ」って言うのが良いですね。
寓話: わかってないんだけど、なんだか嬉しくなる台詞です。
寓話: 冒頭が厳しかっただけに、ちょっと「(同じ場所に立つのを)待ってた」感が伝わります。
ガル: きっと、これは(千早が)ずーっと思ってた事で、
    でも、そう言うと慢心するかも、と思って控えていた言葉だと思います。
ガル: でも、それは千早基準なんですよね。
ガル: きっと春香は褒めて伸びるタイプなので、
    先に千早からこんな言葉を聞いていたら、もっと頑張れたかもしれない。
ガル: それが奇しくも、今回の入れ替わりで聞こえてしまった。

寓話: 入れ替わらなきゃ出てこなかった台詞なんでしょうね。
ガル: 入れ替わらなくても、春香が本気でレッスンに取り組んで力をつけていれば出ていた台詞です。
    ただ、錆びたままの春香では無理です。
ガル: 結果として、入れ替わりが必要でした。
ガル: 春香は、嬉しいはずです。
    今を褒めるのではなくて、「昔から(=本当の春香を)信じてた」って事なので。

寓話: なるほどねー。
寓話: ラストでも触れる部分ですが、他の子も春香のことは気に掛けていた部分はあると思うんです。
    錆びついてた春香の視点からは見えなかったというだけで。
    春香以外のアイドル全員が、「春香がアイドルになる」のを待っていたところがあります。
寓話: 一枚絵トリオはなんだかんだで優しいですよね。中身が小鳥さんでも、素直な感じ。
寓話: ホントは春香とこんな風に遊びたかったんだよ、っていう空気が好きです。
ガル: またその優しさがみんな別の方向性なので、色々と魅力的です。
寓話: イラストが難しい立ち位置なんです。一瞬を切り取ったところだとは思うんですが。
寓話: なにをどうやって表現されるかなあと思っていたら、伊織が腹筋確認してました。
寓話: 「ガルシア先生ぱねぇ……!」と、寓話が唸った瞬間です。
寓話: ちょっとしたチラリズム。フェチマスの巨匠の熱い壁をちらりと垣間見ました。
ガル: そのジャンルで巨匠っているのかな?w
寓話: (今がチャンスですよ、プロデューサーさん!)
ガル: うぉっほん。
ガル: いやいや、根本的なところなんですが、
ガル: あの一枚絵は色々セクシーなんですよ。
    ただ、それを単純に使わせない表情の妙、みたいなものがありまして。
ガル: オーソドックスに行くと、恋愛要素にジェラシー絡めるのが一番楽だと思います。

寓話: あえてのオーソドックス外し。
ガル: まぁ、自分のもう1作の方でそれっぽい事をやってしまったので、
    『Changes.』に関してはそれ(百合)系の空気は排除したかったですしね。

寓話: 王道路線でいくには、いいルートだったと思います。変化した歌とも関連付いた使い方。
寓話: 最初から伊織は、春香の歌を怪しいと思ってた子なので、「こうきましたかー」と思いました
ガル: 勝手に各アイドルに別の職業のイメージを重ねるとしたら、伊織は医師なんですよね。なんとなく。
ガル: 「はい、座って」「上着脱いで」「いいから早くしなさい」みたいな。

寓話: は、はい。
寓話: 対面する相手の器をはかる、という所は感じますね。感覚的に。
寓話: 力量を推し量ってから、どう出るかを思考する感じ。
ガル: 自分が気になることは徹底的に調べる。その為には躊躇しない。
ガル: だからこそ、春香や千早のおなかも触っちゃうと思います。ためらわず。

寓話: 悪気がないのが可愛いです。



『一枚絵で書いてみm@ster』提出作品です。
ルール上は、とりあえずそれっぽいシーンを1ヶ所書きました! でもOKなんですが、
極端に言えば、「このシーンがなければストーリーが成立しません」くらいにしたかった。
これは、寓話さんとガルシアの共通見解です。『一枚絵』をオマケや枷にはしたくない。
そこで、物語の一つの契機になるよう、春香さんを揺さぶりました。ガツンと。


寓話: で、「一枚絵」的には一番の山場と言いますか、視線と錆び落としに流れるわけですね。
ガル: 錆落とし。この表現に行くまでも、ちょっと議論というか、討論ありましたね。
寓話: 自分も先程の伊織に近い部分がありまして。
    「これは?」「これはなに?」「なになに?」と、解らないもの全部知りたがるので、
    ガルシアさんは説明するのに大忙しだったかと思います。
寓話: (最初は)「卵の殻が割れるみたいな感じ?」かと思っていたんですが、違った。
寓話: 微妙に違うニュアンスで一晩使いました。
ガル: 最初、ヒビが入った。みたいな表現でしたっけ? で、寓話さんが卵を連想したんですよね。
寓話: 成長譚でもあったので、春香の覚醒なのは掴めていました。
    でも最初「錆び」という単語がなくて、
    「春香の中で、何かが剥がれて落ちた」 この一文しか無かったんです。
ガル: ああ、そんな感じでした。
寓話: 成長だと思って、【3】→【5】的なものを連想したら、それは違うと仰る。
寓話: もともと(この劇中の)春香は【マイナス】の子だったんです。それが【ゼロ】まで戻ってきた。
ガル: そうそう。
寓話: 【-3】→【0】的な成長です、と言われて、「ああなるほど」って思いました。
寓話: ステータス的には変化はみえないけど、マイナスをそぎ落とした、という所まで来た感じ。
ガル: 卵の殻をやぶって出て行くのは、千早も美希も伊織もやってるんです。
    「これ」は、この物語では春香だけの経験なんです! って言ってね。

寓話: 他のアイドルたちは「錆び」ついていませんからね。
ガル: 卵から生まれるのは、【0】→【3】です。みたいな。
寓話: 挫折とか諦めを感じている、春香ならではの【マイナス】なんです。
寓話: なんだっけ。ラストだったかな。これも話が飛ぶんですが。
寓話: 「春香の中からアイドル分が消えた」的な文章を考える時に
寓話: 「輝きがなくなったってこと?」「いや、ここの春香はもともと輝いてなかった」
    という流れがあって、二人で「ああー」と妙に納得した記憶があります。
寓話: プラスまで来ていない子なんですよね、春香は。プラスの自分を見ることもなかった。
寓話: それが小鳥さんと入れ替わって、【3】とか【5】になった自分を見て驚いちゃうわけです。
寓話: 諦めもつかなくなっちゃうわけです。
ガル: 「諦めたはずだった」「無理だと思ってた」ってのが、余計に切ないですよね。
寓話: 他の子を見る場合の諦めとは、また違った切なさですよね。自分自身の場合。



合作の面白さのひとつでした。
考え方や感じ方、捉え方は人それぞれです。
それは厳然たる事実だし、否定のしようもありません。
ですが、時間と言葉を重ねれば伝わります。
そして伝わった時、それは共有できる。
そして、それを下敷きとして更に話が広がります。
「違う、そうじゃない」「どういう事?」「だから――」「ああ、そうか!」
この感覚は、個人製作では味わえない感覚なので強くオススメ。
価値観とこだわりのぶつかり合いは、原石を宝石に変えます。


寓話: で、そういう「変化」的なものが押し固まった結晶みたいなのが、ロゴです。
寓話: タイトルロゴ。
ガル: 既に寓話さんの所の『Changes.』コメント欄にて、初期ロゴのお蔵出しがありましたが。
ガル: 最初はずっと地味なロゴでした。

寓話: 完成形は「春香(錆びつき春香)」→「春香とみんな(アイドル全員)」なんですよね。
changes_top_s.pngchanges_end_s.png

 




寓話: 6回くらい修正を見せて頂きました。職人のこだわり。
ガル: 手描き風、鉛筆風の柔らかいロゴにしよう、というのは最初からのイメージです。
ガル: 話が完成するにしたがって最後のロゴになったんですが、
    その前に、小鳥をワンポイントとして背景に置きたくて。
ガル: 本当に、鳥ですが。
ガル: 最終的には、小鳥と春香の間に、アイドルのみんながいるイメージで。

寓話: 最初端だった小鳥さんが、センターなのが嬉しかったです。みんなの先輩アイドル的な。
寓話: 言い方があれですが、「メインヒロインぽい……!」と思ってしまいました。
寓話: 主役は春香、春香さんなんですけれども!
ガル: 最初は、春香を引っ張るイメージだったんです。
    春香の暗い未来を切り拓く、「私について来て!」みたいな。
    これは、最初の寓話さんのイメージの「ヒーロー的小鳥さん像」ですね。

寓話: ガルシアさんは最初「小鳥さんに引っ張らせていいか?」と確認されてきたんですが、
    自分は「誰かに引いてもらう」より「惹かれて憧れる方がいいと思う」と答えました。
寓話: 春香が自分で自分の目標を発見する方が、お姉さんコミュらしいかな、とも思ったんです。
寓話: お姉さんは自分が好きな歌を歌ってみせただけだと思うので。
ガル: ストーリー構成の際、最初のすり合わせで慎重にしたポイントですね。
寓話: ミラクルヒーロー過ぎたんですよね、初期の小鳥さんが。春香が手も足も出ない。
寓話: 「春香が小鳥さんと並べるようになるまでが(SS的に)鬼門です」と答えた記憶があります。
寓話: ラストまで見て、ロゴ二つを見比べてみても、今ではまったく見劣りしていません。
寓話: 良い形でダブルヘッダーを務められたと思っています。
ガル: ストーリー最後のイメージが決まって、春香がアイドルのみんなと、引け目を感じる事無く
    一緒にいられるイメージができて、それを包み込む小鳥さんのイメージ。
ガル: それで、最後のロゴが完成して。で、「これじゃダメじゃん!」

寓話: www
ガル: 最初にアレを置いてしまうと、物語上、マズイよね、と。
ガル: なので、『錆びた』ロゴを作りました。

寓話: 「変化前」と「変化後」のロゴが出来たというわけですね。

ガル: 初めてですよ。こういう使い方。でも、『Changes.』ですしね。


SSに必要不可欠、ではないロゴです。
無きゃ無いでOK。あるいは、ロゴに頼るなんて邪道、かも。
そんな事も考えつつ、それでも世界観構築とか、イメージの共有に繋がれば、と。
かなりこだわって作ってはいますが、さて効果の程は……?


寓話: お時間来ちゃいましたが――延長してもいいですか? これ(トーク)。
ガル: 無論です。今日はまだ今日だし。
寓話: いつも日付が変わってるみたいな空気が流れてしまいましたが、それはそれで。
寓話: タイトルと相互的なロゴが出来ました、というお話ですね。
寓話: タイトルも――出してもいいかな。寓話的に参考にしていた動画があります。
寓話: こちら。
寓話: アイドルマスター 雪歩 changes(シラカワP)2008.06.02作品


ガル: 雪歩動画なんですよね。
寓話: 発表された頃から好きな動画なんです。こちらは「一年」を凝縮されていますが。
寓話: 【Changes.】の春香の三ヶ月を、重ねて見ていました。
寓話: ガルシアさんにもお伝えしましたが、まだSSが完成していない頃だったので
寓話: ひとつの「先入観」にはなるかもしれません、とはお断りしています。
寓話: 制作中はご覧にならなかったんでしたっけ?
ガル: 見なかったです。
ガル: シラカワPの動画なので、必ず見ているはずですが、
    タイトルだけで詳細までは思い出せなかったし、見たら「マズい」と思いまして。

寓話: 「ロゴのイメージありますか?」と問われて、浮かんだのがシラカワPのフォントだったんです。
寓話: 「作品の空気感」をそのまま凝縮されたような文字。
寓話: (動画の内容については)「白っぽくて透明で空気感がすごい感じの」と呟いただけで、
    ガルシアPに当てられました。
寓話: 「シラカワP?」って。
ガル: 「イメージしてる動画がある」って言われて、上のヒントをもらって、
    P名までは当てられたんですが、作品名は当てられませんでしたね。
ガル: 私は、『空想メロウ』かと思った。
ガル: 確かに、『空想メロウ』だと思い出の回想だから、ちょっと違いますね。

寓話: あちらはオールスターなんですよね。すごい綺麗な作品です。
寓話: あれ、なんだか動画推薦みたいになってきましたぞ。
ガル: それはそれでw で、すぐに『Changes』を見たかったけど、グッと我慢しました。
寓話: SS制作中は動画と音楽フル稼働な寓話ですが、「changes」は歌詞も良かった。
寓話: 「さあ変わってく」「サヨナラ古い自分」で、「あ!」と思いました。
寓話: タイトル確定です。

ガル: タイトル決まって、仮のロゴ作って、「一旦、こんなイメージで」で保留になって。
ガル: で、そこからストーリーの詰めと、未定だったラストシーンの最終調整ですね。



シラカワPの動画は素敵ですね。
透明感、空気感、清涼感、季節感。
感覚を空間的映像で表現される方です。
SS書きとして、あの感覚を文字で伝えてみたいですね。
ちなみに『Changes.』書き終えた後は動画、何度も見ました。
うーん、素敵。そして“変わる”雪歩がカッコイイ!


寓話: 初日に話を持っていった時点で、いろいろラストの流れは浮かんでいたんですよね。
寓話: ガルシアさんが「好きな映画のシナリオに似ている」と仰って、スタッフロールの案が出て、
寓話: 春香とPの「お姉さんコミュ」の前に、無声映画的なシーンを入れたらどうか、という。
ガル: このお話は、映画的な演出を入れたい! と思ったんですよね。
ガル: 右側でスタッフロールが流れていく中、主題歌流れて、その裏でみんながバタバタ動いていて。
ガル: 表情豊かに会話して、驚いて、みたいな。

寓話: 動画的な絵を、SSでも入れられるかどうか、という感じの。
寓話: いろいろ実験作になりました。
ガル: で、主題歌終わった所で、またフルスクリーンになって、春香の声が聞こえて、みたいな。
寓話: で、あとはラストだ、という所まできた時点で、どうにもまとまらなかった。
寓話: 「アイドル頑張りたいです」の春香のあとに、お別れライブ出来るよー、の情報は
    なんだか蛇足にしか見えなかったんです。
寓話: 逆に、先に「お別れライブ出来るよ」な事務所を映していると、春香どこいった?になる。
寓話: 「じゃあ春香と小鳥さんが公園にいればいい」「でもそうするとお姉さんコミュができない」と
    ぐるぐる回り回った記憶があります。
ガル: そもそもライブのスポンサーがどこなのかも明記して無いですよね、最終稿。
寓話: 「やっちまったー」な、ヒーローイベント業界側でしょうね、おそらく。
ガル: その辺の顛末全部書いて、いっそラストライブまで書いちゃう案もありました。
    心機一転した春香の、スーパーライブ。765プロ総出でサポート。

寓話: ありましたね。ライブもやっちゃう!?って案。
ガル: それこそ小鳥さんもう一度ステージに上げたりね。
寓話: でもそもそもの案が「お姉さんコミュで締める」だったので、それは譲れなかった。
ガル: まぁ、やらぬが花だとは思い、楽屋トークレベルで語ってました。
寓話: 「じゃあこれでどうだ」と、ガルシアさんが持ってきたのが、スクランブル案です。
寓話: 春香とPの会話の間に、事務所の状況がちらっちらっと映る。
寓話: 今のラストシーンに近い形ですが、ここになぜか「一枚絵」にも居ない亜美真美が出た。
寓話: 「ちょっと君たちはどこから出てきたw」と笑っていた寓話が、ピタッと固まりました。
寓話: 「これで全員出してスタッフロールいけるんじゃないですか?」という、新案が出ます。
ガル: 一枚絵って、基本的には一枚絵登場キャラで進めるか、
    そこに加えて自分の出したいキャラを出すか、なんですよね。
ガル: あんまり増やしても、メリットが無いんです。

寓話: 「一枚絵」の色が薄まってしまいますからね。
寓話: 本作の場合、「春香がアイドルを目指す」というのがエンドだったので
寓話: 「アイドルたち(春香以外全員)に出てきてもらって、繋ぐレインボーをやってもらう」
寓話: 「いっそのことアイドルの順番は『Colorful Days』が良いんじゃないでしょうか」
    というのが、本当のところです。
寓話: 主題歌的な「空」と「Colorful Days」を踏襲したラストシーンになりました。
ガル: 全アイドル出そう、の時に響・貴音はどうするか、になって、
    「ま、とりあえず書いてみますわ」みたいな感じでした。

寓話: 「じゃ、春香+Pは書きます」「事務所のリレーは宜しく」ってね。
ガル: こっちがその他大勢パート書くから、寓話さんは春香とPをお願いします。
ガル: 短いシーンを交互に入れて、トントンとリズム良くラストに進めましょう、みたいな。
ガル: 慌ててMS06引っ張り出して、カラフルデイズの歌詞確認ですよ。色の順番。

寓話: 単独でも読めるシーンを、二本用意して、合間に組み込んだんですよね。



ここに至るまで、『春香と小鳥』のシーンは寓話さんのプロデュース。
『律子』と『一枚絵』のシーンはガルシアのプロデュース、で進めてきました。だいたい。
ですが、最後の最後で、2人の文章が組み合わさります。
寓話さんの縦糸と、ガルシアの横糸が、一枚の布を織り上げていくラストシーン。
その布に浮かび上がるのは、『色』です。


寓話: 当初はガルシアさんの事務所パートは、「文字中央揃え」の予定でした。
寓話: スタッフロールみたいに流れていけばいいな、という。
ガル: だった、んですよねーw
寓話: だった、んですが、受け取った寓話が中央揃えしたら、ピクリとも動かなかった。
寓話: 動いて一文字でした。「長いよ!w」って。
ガル: すいません。一文章が長すぎました。
ガル: でも、アイドル2人で2行、ってのは動かしたくなくて。
ガル: でも情景は伝えたい。

寓話: 改行するとラストが冗長気味になる。それはそれでダラダラしたエンドになってしまう。
寓話: 「文字色灰色にしましょうか」と言われて、灰色になって
寓話: パッとしないなーと思っていたら「この色にしてみて」と、指定がきまして。
寓話: 空色が届きました。
寓話: 「ああいいですね」「春香とPが空を見ているみたい」ってなって。
ガル: この辺りは実際に寓話さんのブログ上で作業していました。
ガル: skypeで相談しながら、寓話さんが作業して、できたらこっちが更新かけて再確認。

寓話: F5キーにはお世話になりました。
ガル: あの頃寓話さんのブログで、鍵付きの謎の記事をご覧になった方も、いるかもしれない。
寓話: すみませんでした。<パスワードを解こうと頑張ってくださったお客さま
ガル: うっかり中央揃えでそれっぽくできてたら、フォントの色を変えようという
    発想には至らなかった訳ですよね。

寓話: ですね。で、「空色だー」って喜んでいたら、もう一点追加がきた。
寓話: ラストの部分です。――だって巡ってまた“春”が来るから――
寓話: 指定のとおりにフォントを変えたら、春がきました。
ガル: 春香の、長い冬が終わったのです。
寓話: 冬w
寓話: 空を見て、春が来て、虹ですよ。
寓話: レインボーまで用意して頂いちゃいました。
ガル: モノクロームの世界に、色が重なっていくイメージです。
ガル: 繋ぐレインボー、というロゴ。そこには小鳥さんが必要不可欠。

寓話: これがね、また話題的には逆行で申し訳ないんですが。タイトル原案の動画。
寓話: 「changes」の動画で、寓話が「わあ!?」ってなったところでもあるんです。
寓話: モノクロだったシーンに色が灯る。
寓話: 別段お話したわけではないんですが、同じ展開になったのが嬉しかったですね。
寓話: 小鳥さんセンターのロゴという形で。
ガル: SS完成後に動画を改めて拝見して「うぉほっ」って声出ました。
寓話: 見ていたら出なかったでしょうね、あのロゴ。
ガル: 出なかった、出せなかった。
寓話: 変に意識するかもしれなかった、という可能性はあります。
寓話: 自分はSSオンリーですが、ガルシアさんはロゴという「画」的な部分も担当しているので
寓話: 動画という視覚的な部分のイメージ先入観は、筆を縛るかなとは考えていました。
寓話: (動画を再確認しなかったのは)英断だったと思います。
ガル: まさか「イメージしてる動画がある」で雰囲気伝えて、「シラカワP?」って
    当てられると思わなかったでしょうから、寓話さん慌てたかもしれませんね。

寓話: 雪歩派は誰でもあの動画を通ってくると信じていますので、「やっぱり…!」な気分でした。
寓話: バレバレか……!というw
寓話: 「空気感」がキーワードな方ですから、それもあるのかも。
ガル: ある瞬間、世界が一変する、という演出は動画でも、SSでも素晴らしいと思います。
ガル: SSの『Changes.』では、入れ替わりのシーンや一枚絵のシーン、ラストのフォントに色が付き始めるシーンなどでしょうか。

寓話: ですね。内部で言えば「春香と小鳥さんが入れ替わる」「ダメダメだった春香が変わる」
    「小鳥さんがヒーローに変わる(変身する)」
寓話: 演出上で言えば「ロゴが変わる」「フォントが変わる」ラストのリレーで「書き手が変わる」
寓話: 最低でも6点あります。これは【Changes.】単体での話。
寓話: 提出後のコメント等での反応からは、それ以外のチェンジ部分もいくつか見られました。
寓話: そういう「SSの外の話」は、次回のまとめで触れたいと思っています。
ガル: 書き終えての感想とか、後日談とか、そんな感じでしょうか。
寓話: まとめと考察、的な? でもあまり小難しい話は(自分が)苦手なので
寓話: 「来週もまたみてね!」な終わり方が、いいなあ。
ガル: 来週……え? 来週?
寓話: 喩え話です。ヒーロー番組が終わったとして「それで今日の視聴率は」ってやらないでしょ?
ガル: 安心しました。
寓話: 書いた側から心底言える言葉は「またみてね!」くらいしかないので。
寓話: チャンネル消されないようにがんばります。
寓話: というわけで、いつもの二倍トークしてしまいました。
ガル: それでは皆様、長らく続きましたが、次回最終回です。
    どうぞ、最後までお付き合い下さい。
ガル: お相手は、出せる力とアイデアは全て出し切ったぞ、というガルシアと、

寓話: 今日の限界が明日の99%になるといいな、と連日考えている寓話がお送りしました。
寓話: がんばったねニッポン!(収録日はオランダ戦でした)

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と、いう事で――『Changes.』について語ったよ・その3――をお届けいたしました。
いかがだったでしょうか。

次回はいよいよ最終回の予定です。
疑問・質問まで行かなくても構いませんので、
なんとなく気になる事とか、聞いてみたい事があればぜひお寄せ下さい。
この記事へのコメント、匿名コメント、拍手コメ、匿名拍手コメ、全て対応致します。

ぜひ皆様、最後までお付き合い下さい。そして、流行れ、合作!

テーマ : アイドルマスター
ジャンル : ゲーム

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プロフィール

ガルシアP

Author:ガルシアP
◎レッガー=●カブキ=カブトワリ

twitterでは “ gar_cia_P ”。

SS書いてましたが、
動画も始めて3年経過。
こちら、デビュー作です。


360版からアイマス界に参加。
ゲームもCDも中の人達も、
ニコマスもSSも、大好き。

Web-:http://garciap.web.fc2.com/
mail:underkoverloverz◆gmail.com

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