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『グラス ジョーカー』回想




魔王RAVEに参加しようと頑張ってたはずでした。

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魔王RAVE - ニコ百 http://dic.nicovideo.jp/id/4968253

抜粋)来たる11月24日、魔王エンジェル達の一日限りの馬鹿騒ぎ、「魔王RAVE」を開催します!
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2時間30分、遅刻しちゃいました。後の祭り。
  
  
※動画内の立ち絵はPセプターさんの作品です。いつもお世話になっています。
  http://ichimedou.sakura.ne.jp/free/freemate.htm
 
 
 
 

 
原作(この場合はrelations)は大好きだし、キャラクター的にも魅力を感じているので、
どんなお話にしようか、というのは色々悩んだのですが、
今回は佐野美心と三条ともみのお話を書いてみました。

ニコマスで発展した魔王エンジェルのキャラクター性や「お約束」については、
そんなに詳しくないので原作準拠。
大勢出すよりは、1対1の会話劇を、と考えました。
で、無口っぽいツートップの佐野さんと三条さん。

今回は、お話の構想プロセスについて、順を追って書いてみます。



【その1:キーイメージの確定】

どんな話にしようかな、と思った時点で、ふと思い付いたのが、
「泣いてる美心を見ちゃったともみ」という内容。
どっちかというとコミュニケーション能力に不足がありそうなイメージのともみが、
どう考え、どう動くか、というお話にしよう、と思いました。
この時点での、仮タイトルが『涙の理由』。


【その2:ストーリーの肉付け】

美心が泣いている理由を、ともみは、
「不本意な魔王エンジェル入り」だと誤解します。誤解です。
でも、それをきっかけに、「麗華にこれ以上ひどい事をさせちゃいけない」と決意します。
この劇中の三条ともみは、麗華の意見や判断には従うけれど、
心のどこかでそれを不安視し、どこかでやめさせたいと思いながら行動できなかった人です。
美心の涙が、その背を押した、という格好。

一方で美心はなぜ泣いていたのか。
これは最終稿(投稿動画)でも変わりません。そして劇中では明言されてません。

おそらく劇中のともみも、真相に気付いたつもりで、まだ誤解しています。
東豪寺麗華を、寂しくて泣いている子供のような、と表現したのを聞き、
佐野美心は、麗華を憐れんで泣いてくれたんだ、と考えています。
これもまた、誤解です。

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佐野美心は、アイドル神と呼ばれるほどの、圧倒的な実力者でした。
でも、ある出来事をきっかけに、自分の傲慢さに気が付きます。
そんな自分を恥じて、彼女は一線を退きます。
長かった髪を切り、眼鏡を掛け、別人になったつもりで、
スポットライトの当たらない場所で、アイドルを続けます。
過去の自分を捨てたつもりでした。
過去の自分から、変わったつもりでした。

でも、東豪寺麗華を「可哀想だ」「救ってあげたい」と感じた。
慈愛、優しさとも取れるその思考は、
傲慢さであり、弱き者を見下す「上から目線」の発想。

それは、アイドル神・佐野美心の残滓であり、
3年の時間をかけても変われなかった自分の情けなさに涙しました。

佐野美心は、まだ不完全であり、未熟であり、成長途中なのです。

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みたいなバックストーリーがあります。このお話。
そこまで書き込もうかと思ったんですが、ちょっと色々バランス崩れるので、
あくまでバックストーリー。美心さんも舞さんくらい肝が太ければ楽なのにね。

という事で、美心さんの過去はさておき、
あくまで「東豪寺麗華」についてどうするかを語る2人の物語に。

この時点でタイトルを『涙2』(漢字の涙の右上に2)にして、
『ナミダのジジョウ』とかにしようかと思いましたが、分かりにくいのでボツ。


【その3:魔王エンジェルは幸か不幸か】

以下、散文的に、今回の動画を考えるにあたって、
考えたアレコレ。

三条ともみさんは、現状の魔王エンジェルについて、
いい状態だとは思っていなくて、それは魔王が敗北するまで続くと思っています。
負けた時は魔王エンジェルがこの世から消える時だと麗華は思い定めているけれど、
そこをなんとかするのが自分とりんの役目だと思っています。

三条ともみさんは自身の役割について、
『麗華が勝てない相手が現れた時に、「勝てない」「逃げる」「負けを認める」と
 言えない麗華に代わって、麗華の目の前で倒されて見せる役』
だと思っています。そうすることで、麗華を守り、生かしたいと考えています。

三条ともみさんは麗華の「芸能界潰す」「アイドル滅びろ」発言は、
雪月花に憧れを踏みにじられたせいだと思っています。
裏返せば、雪月花を超える憧れの対象が現れれば、昔の麗華に戻れると思っています。

その憧れの対象に必要なのは、絶対的な輝きだと思っています。
現状、彼女の知る限り、それに値するのは佐野美心だけだと思っています。


佐野美心さんは、自分では東豪寺麗華を変えられないと思っています。
東豪寺麗華を変える条件として、努力し、実力で、芸能界の頂点を目指している事、
というのが必須だと考えていて、自分はそのルートから外れている、と自覚しています。

佐野美心さんは昔、アイドル神と呼ばれていましたが、その頃とはルックスが違います。
原作の765プロのプロデューサーが、今の佐野美心を見ても気づかなかったのは、それが理由。
当時は髪が長く、眼鏡もかけていませんでした。

佐野美心さんは東豪寺麗華に脅迫された時、彼女を孤独な少女と感じました。
でも、三条ともみと話をして、彼女が決して孤独ではない、と気付きました。
東豪寺麗華が、それに気付きさえすれば。

佐野美心さんは今でこそ地味なお仕事を続けていますが、
アイドル神だった3年前は、ものすごい立場と人脈を持っていました。
過去の縁を総動員すれば、施設も自力で守れる、かもしれません。
でもそれをすれば、改めて生まれた義理や責任を果たすために、
自分は過去のアイドル神に戻らざるを得なくなる。
それは、過去からの脱却を目指す佐野美心にとって、避けたい未来です。

人を軽んじたり、見下したりする自分とは、別れたいと思っています。
地位や欲や名誉で心動かされず、純粋に、人に笑顔と歓びを届けたい。
それが佐野美心の目指すアイドルで、それは教会のシスターのような存在です。



【その4:ちゃぶ台返し】

それまで大量のテキストを書いて、並び替え、構成を練って、
背景も文字枠も、素材もひと通り完成させて、材料全部揃ったぞー、って状態でした。
BGMも決めて、あとは組み上げるだけ、って状況でした。
22日の夜。

それまでは画面全体をほぼ黒に統一して、暗く静かな雰囲気で、
闇に差す一筋の光、みたいなイメージの動画を考えてました。
22日の夜。

でも、唐突に、『ガラスのジョーカー』って単語が頭に浮かびまして。
22日の夜。

で、もうそこから「手札に入ったら負け確定」とか、
「ババ抜き」と「7ならべ」の話とか、「表と裏」とか、そんなのが浮かびまして。
そうなってくると画面には透明感が欲しいな、ってんで白ベースに変更。
素材類全部作り直しで立ち絵の表情(口元と衣装色)変更して、
テキストも色々追加とバッサリ削除を繰り返して、って作業が始まりました。
22日の夜。


「これ!」ってアイデアを思い付いたら、しょうがないよね。


【その5:そんなこんなで】

『涙』系のタイトルよりもこっちがいい、ってんでタイトル変更。
最初は『Glass_Joker』にしてたんですが、英単語タイトルは伸びない――、
みたいな話を聞いた事があったので、じゃあ、と『グラス ジョーカー』。

って理由が半分。

「ガラスのジョーカー(手札)」と「眼鏡のジョーカー(美心)」を掛けて、
でも英語表記だと眼鏡が「glasses」になっちゃうからタイトルでバレる、
それは避けたい、ってのが半分。

結果的にサムネが美心でタイトルがアレなので、
「眼鏡ジョーカーかな?」って思った人もいるとは思いますが、そこはやむなし。

サムネは頭のタイトル画面にしようかと思ったんですが、
白ベースに灰色文字なので、読めない。さっぱり意味不明。
ニュアンス・イメージのサムネとしてはOKなんだけど、
一応お祭参加作品だし、って事で佐野美心さんの大写しに。


今回は、冒頭のタイトル画面の出し方を頑張ってみました。
カードくるくる、とか。透明感、出てれば幸いです。


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何か他にもあった気がするけど、今日はここまで。
また何かあったら、追記します。



って、書いてから思い出した。
画面全体の色を白ベースに変えたので、コメント見難いかなぁ、と思い、
画面の上の方に黒のグラデーションを乗せました。
ちょうどコメント一段分くらいで、ピッタリでしたね。

その結果、セリフ枠を画面中央にすると三条ともみさんの顔がほとんど見えない、
という事態になったので、セリフ枠とともみさん立ち絵をちょっとずつ下げました。



テーマ : アイドルマスター
ジャンル : ゲーム

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こたえあわせ

見応えがありました。
ニコマスでもあまり見かけない類の“アイドル神”佐野美心の描写に驚かされるやら感心するやら。
上のバックストーリーも「なるほどな」と頷けるものでした。

ステキな作品をありがとうございました。


あと、ガルシアPは東豪寺麗華という人物がとても「好き」なんだなと感じました。
(これ、勘違いでしたら笑ってください)

御礼。

ぷっちゃさん

こんばんは。ご来訪&コメントありがとうございます。
魔王エンジェルや佐野美心、レッドショルダーなど、
いわゆる魔王勢は原作がrelationsのみという事もあり、
背景や設定などの多くの部分が作者それぞれの思考が反映されますね。

私の中の佐野美心は、あんな感じです。
割と悩み多き女性。ただし、それを決して表に出さず、
必要とあれば「アイドル神」も演じられる女性。
意識的に自分を輪の外に置く、という事が多いので、
あずささん辺りと色々共通点がありそうな気がします。

東豪寺麗華は、好きなキャラクターです。
765プロのアイドル達が、成功の階段を昇るか挫折するかは、
プロデューサーの手腕次第、というのがアイマスです。
その一方で、relationsの東豪寺麗華は、公式設定の過去として、
大きな挫折の経験を確定されてしまっています。

私は、アイマスの世界のみんなには、それぞれに幸せになって欲しいので、
大きなマイナスを背負った東豪寺麗華にも、
いつかは、麗華なりの幸せを掴んで欲しい、と願ってしまいます。

「挑戦して、失敗して、後悔して。そうして初めて自分がわかるの。少なくとも、私はそれを繰り返して、進んできた」

やはり年長者キャラは過去の苦労を匂わせてこそ魅力を増すと思いました。
ベテランキャラは実力や実績も重要ですが、それ以上にどれ程の修羅場を経験してきたかが言動に重みを与えると思うので。
現実でもそうですけど、どれだけ圧倒的な実力を持っていようと苦労知らずの人というのは危うい印象が強いです。
アイマスで帝王キャラと言ったら日高舞なんでしょうが、私は上記の理由で引退も含めてエリートキャラの印象が強い舞さんより
美心さんのほうが大御所としての風格を感じます(ノベマスですからそこは作者の見せ方次第なんでしょうけど)。
もっとも、最近は青春映画やアニメなどで努力やベテランを描かないフィクションも増えているので、
やはり私の価値観の方が古いだけかもしれません。

ちなみに上記では厳しいことを書きましたが、新米Pの奮闘日記の舞さんは
ノベマスでも上位に入るぐらい好きなキャラだったりします(元アイドルとしての側面はほとんど見せていません)。
元から逞しかったのではなく、恩人に憧れて強くなった、っていう設定がツボでした。

追記
個性といえばアイマス昼ドラ物語での舞さんのダメ親ぶりには苦笑しましたね。
良き友なれど悪しき理解者とも言うべき親としての頼り無さが昨今のいじめ問題を鑑みると妙にリアリティがあります。
あの作品のキャラ改変はちょくちょく予想を裏切ってきますが、あれはマイナーチェンジにもかかわらず
ケイト・ブランシェットがビッチを演じてたときみたいなちょっとした衝撃でした。

賛同。

レトさん

日高舞ねー。あの人をどう扱うかって、作者の個性出ますよね。
うちの『とのばな』でも状況は決まってるんだけど、さてさて……

ジョーカーって日本語だと鬼札だから、
まさに日高舞はジョーカーに相当するんですよね。

ふと…

てことは…

「とのばな」世界の麗華様は結局誰にも倒されず…
そのまま突っ走ってしまった成れの果てということでしょうか。
りんの関係者は出てきましたが、ともみの関係者が居ないということは
止められなかった事を悔いてこの世界から逃げているのでしょうか?

輪廻。

『とのばな』の世界の麗華さんも、かつて765アイドルに敗れ、
改めてまっとうなアイドルとして高みを目指しています。
ただ、その立ち直った麗華さんをねじ曲げてしまう出来事があり、
それがきっかけで修羅道といいますか、魔王道に堕ちた感じです。
その出来事に、三条ともみが深く関わっているのは事実です。

希望を持った後で潰されるというのは、ダメージ大きいんですよね。
ずっと絶望し続けてるより、落差がある分。

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プロフィール

ガルシアP

Author:ガルシアP
◎レッガー=●カブキ=カブトワリ

twitterでは “ gar_cia_P ”。

SS書いてましたが、
動画も始めて3年経過。
こちら、デビュー作です。


360版からアイマス界に参加。
ゲームもCDも中の人達も、
ニコマスもSSも、大好き。

Web-:http://garciap.web.fc2.com/
mail:underkoverloverz◆gmail.com

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